2018年7月15日に宮城県・セキスイハイムスーパーアリーナにて行なわれた「B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」のライブメモです。(ざっくりとした感想など)
SET LIST
オープニング映像:歴代ライブ映像ダイジェスト
- ultra soul
- BLOWIN’
- ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~
- 裸足の女神
- Wonderful Opportunity
- 光芒
- 月光
- 恋心(KOI-GOKORO)
- OH! GIRL
- イチブトゼンブ
- ねがい
- OCEAN
- LOVE PHANTOM ~ HINOTORI ~ LOVE PHANTOM
- Spirit LOOSEムービー ~ Real Thing Shakes(イントロ~1サビまで)
- juice
(間奏のコール&レスポンスでNATIVE DANCE〜太陽のKomachi Angel)- BAD COMMUNICATION
- Pleasure 2018 -人生の快楽-
アンコール- Brotherhood
- ギリギリchop
- RUN
エンディングSE:ひとりじゃないから -Theme of LIVE-GYM- ~ いつかまたここで
ライブメモ
開演前
中央に丸型の大きいLEDスクリーンで、「30」の文字と歴代B’zロゴがひとつずつ変化しながら回転している映像がエンドレスで上映。
(松本ソロVoyageツアーのステージセットのスクリーンに似た造り)
BGMは、洋楽HR/HMの曲。
暗闇のステージ中央のアンプの上に、デビルマンのフィギュアがスポットライトを受けながら鎮座されている。
(エキシビションで展示されていたものと同じ。エキシビションの展示案内文でも次回の公演で再び使われるかも?と予告されていた)
開演直前には、気づいたら松本さんのアンプの上に移動してました。
オープニング映像
1989年OFF THE LOCKツアーから2018年LIVE DINOSAURまでの歴代LIVE-GYM映像ダイジェスト(ソロ含む)。
ツアーロゴとそれぞれの年代の音声なしの映像が15秒ほど。トータルで5分くらい。
ざっと見た感じ、コンプリートシングルBOXのDVDなど映像作品としてすでに公開済の映像で、未発表の映像は無かったです。
BGM:
HITONORI(イントロ) ~ LOVE PHANTOM(イントロ) ~ 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない(イントロ) 〜 Pleasure’91(アウトロのピアノ部分) ~ OCEAN(イントロ~サビインスト) ~ HITONORI(イントロ)
映像終盤でサポートメンバーがステージに登場
映像が終わり、ultra soulのイントロが始まると、ステージ向かって左側から稲葉さん、右側から松本さんが登場。
(炭酸ガスが吹き出す中、スロープを駆け上がってくるシンプルな演出)
1曲目が始まると、中央のスクリーンの両サイドにある横長のモニターも点灯。
HINOTORIのツアーロゴの翼のような形状で、各サイド縦に4連並んでいる造り。
BLOWIN’演奏時には、両サイドのモニターに羽の映像が映し出される。
ミエナイチカラの前にMC。
スクリーンには、ステージ中央でコップで飲み物を飲む稲葉さんの左側から映した映像。
ハンディカメラマンを呼び寄せ、稲葉さんの上半身あたりをアップに映す。
稲葉さんがコップの裏側を持ち上げるようにカメラのほうに向けると、裏側に「B’zのLIVE-GYMにようこそ!」の文字。
(今回のガチャガチャのアイテムにもある、1999年Brotherhoodツアーのリバイバル演出。)
ミエナイチカラ。
松本さん、行方不明になっていて先日発見されたピンクのギターで演奏。
照明やステージ両サイドのモニターもピンク色。
(MCでこのギターに触れることはなかったです)
裸足の女神
スクリーンには同曲演奏時の昔のライブ映像がダイジェストで上映。
(歌っている最中の歌詞とリンクされてるように編集されている)
シェーンさんのドラムソロから、Wonderful Opportunity。
サビ部分の振り付け、胸を叩く動作が両手だったり片手だったり、ところどころ適当な感じで踊る稲葉さん。
光芒の前にMC。
仙台2日目です。目いっぱい盛り上がって、楽しんでいってください的な内容。
光芒。
原曲キーそのままで歌い上げる稲葉さん。
ラストの大サビの前で短いギターソロのブレイク部分が挿入。
大サビ部分の「誰かにとっての〜」のいちばん高いキーもしっかり出てました。
月光。
スクリーンと両サイドのモニターに星空のイメージ映像。
恋心の前にMC。
Pleasureライブについて。
ちゃんと説明すると長くなるんですけども(笑)
もともとはPleasure’91人生の快楽という曲があって、アルバムツアー以外で定期的にやっていたのがPleasureライブ。
ここ数年は記念年ごとに行なわれるようになって、2018年は30年できりがいいから久し振りにやることになった。
(客席から拍手)稲葉さん深々とお辞儀。
Pleasureライブでしか演奏しない曲も出てくるようになってきて、これから振り付けがある曲もやってみたいと。
さっきも振り付けがある曲をやったけど(Wonderful Opportunity)、あれはうまく出来なかったから無しで(笑)
恋心という曲をやりたいと思うんですけども(客席:拍手)
振り付けを皆さんで練習してみたいと。
できますか皆さん? ここはひとつPleasureですから、トランス状態になったような気持ちで踊ってみてください。
中には踊りたくないって人もいるかも知れませんが(笑)、簡単なんでやってみてください。
(恋心のサビ部分の振り付けを客席みんなと一緒に踊る稲葉さん。
アカペラでサビ部分を歌う場面もあり。
細かい振りの説明もなく、客席ほとんど踊ってる様子を見て)
出来てますね皆さん!
それでは、2018年恋心 in 仙台 行ってみましょう!
2番、「少し長めの髪揺らして泣いているあの子を見た」の後、
稲葉「なにかな?」
松本さんにスポットライトが当たり、少しの間の後にカメラ目線で「なんだよ!」(客席:歓声)。
「松本に相談してみようか〜」の部分では、スクリーン映像、稲葉さんが歌う右下のワイプの中でハートマークに囲まれる松本さん。
後半のサビで明らかに振りを間違える稲葉さん。稲葉さん自身もそれに気づいて苦笑い。
それにつられてお客さんも踊ってしまうため、グタグタな感じに。
最後のサビで演奏ブレイク。
サポートメンバーや松本さんもサビ部分の振り付けを踊る。
松本さんわざと機嫌悪そうな顔で投げやりに踊る。
最後の手拍子3回のあとに稲葉さん「サンキュー!」
松本さんステージセンターに立ち、短いギターソロからOH! GIRL。
イチブトゼンブ
DINOSAURツアーのようなMCはなく、前曲からそのまま演奏。
「すべて何かの~」の箇所でシェーンさんドラムスティックを上空に投げる。
アレンジはDINOSAURツアーと同じ。
増田さんのキーボードソロから、ねがい。
赤から黄色部分では、ステージ照明がその色に。
最後は稲葉さんと松本さんでOH YEAH!
MC
イベンターさんのご厚意で、東北のおいしい魚や郷土料理をケータリングに用意してもらった。
とても感激しております。ありがとうございます!
そのエネルギーをすべてLIVE-GYMに捧げたいと思っています。
仙台、東北の美しい海に思いを馳せながら聞いてくださいというMCから、OCEAN。
LOVE PHANTOM。
1995 BUZZツアーで披露されたバージョンと同じようなアレンジ
(イントロのストリングスの前にブォーンという効果音が4回ほど)。
スクリーンには同曲のミュージックビデオが上映
(BUZZツアーでも使用されていた、稲葉さんがドラキュラに変身するバージョン)。
2番サビ最後の「はしゃぐ街を歩く~」後のギターソロ箇所から曲調が変更、HINOTORIのイントロに繋がるアレンジ。
稲葉さんYEAH!!のシャウトから両腕を挙げるポーズ、スクリーンの映像の中で火の鳥に合成。
スクリーン両サイトの4面モニターにも炎の映像。
LOVE PHANTOMや稲葉ソロの「Receive You [Reborn]」のような重々しい疾走感のある曲調、妖艶な雰囲気がより増していて、カッコいい曲。
HINOTORIフルで演奏後、松本さんのギターソロから、LOVE PHANTOMのラストサビ前の「欲しい気持ちが成長しすぎて」に戻るアレンジ。
「万能の君の幻を~」部分は原曲通りのアレンジ。
ふたつの楽曲をひとつで構成する今までのB’zにない曲の構成で圧巻のパフォーマンスでした。
スタジアム公演ではこれがどこまで化けるのか、大いに楽しみです。
ステージ暗転して、メンバーいったん退場。
スクリーンにはSpirit LOOSEツアーのオープニングムービー。
DVD「Hidden Pleasure」収録のものとは短く編集されているバージョン。
ムービー終了間際にメンバー再登場。
2006年のなんばライブ以来、12年振りの演奏のReal Thing Shakes。
(ムービーからの同曲の演奏は、1996 Spirit LOOSEツアーの再現)
久し振りの演奏なのにも関わらず、イントロと1サビのみというものすごい中途半端なアレンジで、だいぶガッカリ。
稲葉さんの煽りシャウトから、juiceに。
客席にはjuice缶のバボットが5体ほど登場。演奏中にアリーナ席・スタンド席の客席の上を右往左往飛び回る。
バボットが一部のエリアに集中している様子を見て、稲葉さん「自分だけ楽しまないで! みんなで協力して!」
途中、ステージ左側の花道で稲葉さんが歌ってる最中に稲葉さんの目の前にバボットが飛んできて、ビックリした表情で笑いながら客席に突き返す。
間奏のコールアンドレスポンス部分で、NATIVE DANCEの「♪アーイアイアーイアイアイ~」の腕振り、
太陽のKomachi Angel「♪あの娘は太陽のKomachi(客:エンジェール!)」
Push! Push!で稲葉さん腰振り。
「Well…」の女性ボイスからBAD COMMUNICATION。
(客席にはjuice缶バボットが数体残ってるまま。演奏中にスタッフが必死になって引き下げてました)
アレンジはULTRA Pleasure Styleとほぼ同じ。
MC。
皆さんPleasure感じてますか!?
こちらはびしびし感じてます!
Pleasureを感じすぎて可笑しくなってます(笑)
Pleasureツアーというのは、もともと「Pleasure’91-人生の快楽-」という曲があって、
その曲が発端でツアーが始まって、普段のツアーでは演奏されない曲を演奏したりと定期的に行なってきてましたが、
いつか周年の記念年ごとになってきて、今年は30周年ということで久し振りにやってみました。
(客:拍手)
Pleasureというのはとてもかけがえのない時間。
お互いの快楽をむさぼりながら、この時間を楽しんでいきましょう!
皆さんがPleasureです!
Pleasure 2018 -人生の快楽-。
イントロで銀テープ噴射。
歌詞。
「忘れたころにかかってきた電話で悟ったようにあいつも
誰かのために生きる喜びを今更ながら知ったと言った
YES 自分はどうなんだろう この先の浮き沈みも歌えば楽し」
(7/15宮城は「自分にはこれしかない」と間違って歌ってました)
アンコール。
稲葉さんは白地に赤文字のPleasure2018 Tシャツ、
松本さんは黒のHINOTORIツアーロゴTシャツで登場。
MC。
稲葉さん「Pleasureが満ち満ちておりますね!」
松本さんMC。宮城の思い出。
「仙台に初めて来たのは1989年。
仙台市民会館という、ここより小さい会場でライブをしたんです。
その時来た人いますか?
(客席からちらほら挙手)
ほんとですか? 嬉しいなぁ。
まぁお互いいろんなことがあるけど、
(客席:笑い)
そこ笑うとこじゃないでしょ(笑)
こうやって30年経って、僕たちの音楽を聴きに来てくれてほんとうに嬉しいです。
ありがとうございます。」
(会場拍手)
稲葉さん「東北は大きな地震があったりして、
僕らに何ができるだろうと考えたりしたけど、自分たちにできることをして、励みになるなら励ましていこうと思ってます。
皆さんからのエネルギーを感じて、こっちが逆にパワーをもらって、生きる素晴らしさを教えてもらった気がします。
自分だちは音楽を届ける、それを続けてやっていこうと思ってます。
今もいろんなこと(西日本豪雨のことを言ったと思わる)が起きてるけど、
仙台から教えてもらった感情、強さを糧に、ぶれることなくこれからも活動を続けていこうと思います。
あの時のパワー、今も確実に繋がっています。
本当にどうもありがとう!!」
松本さん、照れながら「だからみんなが僕たちの最高のPleasureなんだよ!!!」
松本さんのギターのアルペジオから、Brotherhood。
1番は松本さんと稲葉さんのみで演奏。
2Aメロの「うまく行ってるかい~」からバンド演奏。
「誰もが毎日クタクタになってる」と歌詞変更で歌唱。
全体的にスローなアレンジ。
最後のWe’ll Be Alright部分で客席と長く合唱。
最後は稲葉さんのAlrightシャウト。
バンドセッションからの、ギリギリchop。
タオル振り回しまくり。
そのまま最後の曲、RUN。
両サイトの4面羽型モニターに、演奏中の松本さんと稲葉さんの映像。
(角度によっては「B’z The “Mixture”」の時の切り貼りモンタージュ写真のように顔がガタガタに切れてしまってたのが残念。)
最後はステージ全面で火薬特攻。
稲葉さんMC「みんなから30年間でもらったエネルギーで、この先もいきて行きたいと思います!
せーの、おつかれーっ!!!」
ひとりじゃないの地名掛け声は、「仙台ー!」
19:33終了。
エンディングBGMは、Ultra Treasure収録の「いつかまたここで」。
感想
5年振りのPleasureライブ。
ultra soulから始まる意外性から、
ようこそ後のミエナイチカラのチョイス、
久し振りに踊ったWonderful Opportunityと恋心、
10年振りの演奏の光芒
(歌い上げる姿は良かったけど、盛り上がって楽しんでいってくださいのMCからの選曲の流れとしてはちょっと疑問)、
なにげに初めて生で聞けた月光、
圧倒的な迫力だったHINOTORI、
映像垂れ流し状態のSpirit LOOSEムービーからの、短縮版という中途半端なReal Thing Shakes
(おそらく前曲のLOVE PHANTOMがスタジアム公演では演出が入るだろうから、その繋ぎの時間の調整のための映像だとは思うけども)、
とても暑かったBAD COMMUNICATION、
仙台という場所で聴くことができて感動的だったBrotherhood、
B’zの存在とRUNの重要性を改めて感じられたラスト。
20周年のGLORY DAYSに比べたら意外性があまり感じられず、
本編後半の盛り上がりパートがjuiceとBAD COMMUNICATIONのみで物足りなかったり、
2013年のENDLESS SUMMER以降の楽曲がセットリストに一切含まれていなかったり(HINOTORI以外ではイチブトゼンブが最新シングル曲)、
せっかくの30周年のPleasureなのに既視感を感じる内容が多く(演出の内容自体もわざとリバイバルを狙っているというのもあるでしょうけども)、
何度もB’zのライブに足を運んでいるファンにとっては定番曲が多いセットリストに物足りなさを感じるところがあったけども、
初めてB’zのライブに参加する方にとってはこれ以上の入門的な内容のライブはないだろうと思うので、
バランスをとった結果そちら側に寄せたのではないかなと思うことにしました。
いろいろと不満を挙げましたが、メンバーのパフォーマンスはもちろん素晴らしかったし、久し振りに聴けた曲、初めて聴けた曲もあって、
稲葉さんの気迫のこもった歌声も圧巻だったし(特に光芒のラストはすごかった)、
松本さんのピンクのギターを持って満面の笑みで嬉しそうに演奏する姿や恋心ダンスを黙々と踊る可愛らしい場面も印象的だったし、
初めて聴けたHINOTORIも鳥肌たちまくりで興奮したし、B’zのライブに参加して楽しくないわけはないので、
このライブに参加できたことは心から良かったなと思います。
スタジアム公演では果たしてどれだけ演出やセットリストが変わるのか、
大きく化けてくれることに大いに期待したいです。
仙台Pleasure楽しかったー。ガチャで井戸とバボットフィギュアもゲットできて満足! pic.twitter.com/RZQTicm7bZ
— bassy (@easygoz) 2018年7月15日