エムオン・エンタテインメントが発行する音楽雑誌「ワッツイン」が、本日3月14日発売の2016年4月号をもって休刊することが明らかになった。
これは4月号誌面にて発表されたもの。誌面に掲載された編集長・菊地圭介氏のコメントでは、休刊の理由について「いかにして、音楽の素晴らしさやそれを紡ぐアーティストの皆さまの魅力を、誌面を通じて読者の皆さまに伝えていくのか。自問し、模索した結果として、いくつかの試みを誌面に託し、市況に問うてまいりましたが、結果、その答えを明確には見つけられぬまま、このたび、休刊の断に至った次第です」と説明している。
「ワッツイン」は1988年に総合音楽情報誌「WHAT’s IN?」として創刊。2013年4月に同年12月をもって休刊することを発表したが、同年10月に休刊を撤回していた。2015年7月発売号より誌名表記を現在のものに改め、ロングインタビューを中心とした内容へ大幅リニューアルした。
▽お知らせ|M-ON! BOOKS – エムオン・エンタテインメント
雑誌『ワッツイン』休刊のお知らせ(2016/3/14)
http://www.m-on-ent.jp/info/2016/0314000000.pdf(PDFファイル)
▽『オリ★スタ』休刊のお知らせ | ORICON STYLE
▽創刊37年『オリ★スタ』3月で休刊 | ORICON STYLE
oriconMEは28日、週刊エンタテインメント誌『オリ★スタ』を4月4日(3月25日発売)号をもって休刊すると発表した。
同誌は1979年、タブロイド紙『オリコン全国ヒット速報』として創刊。以来37年にわたって音楽や映像作品の週間売上ランキングを中心に、ヒットシーン、トレンド、話題のアーティスト、俳優、タレントらの情報を発信してきた。
同社では「メディアを取り巻く環境の変化は著しく、音楽やエンタテインメントの嗜好や楽しみ方、情報収集の方法は多様化しています。必然的に雑誌メディアの担う役割もそれにつれて変化を求められてきましたが、創刊以来37年間で一定の役割は果たした」として、今後はwebサイト『ORICON STYLE』を中心に情報、機能を一本化する。
誌名の変遷
1979年8月『オリコン全国ヒット速報』創刊
1981年6月『オリコン WEEKLY』
1994年5月『オリコン・ウィーク The Ichiban(ザ・1番)』
2001年5月『weekly oricon(WO)』
2004年7月『oricon style』
2008年10月『オリ★スタ』
※3/18発売号に「稲葉浩志」記事 掲載。
2013年の記事。
ビーイング発行のミュージックフリークマガジンは、2015年12月で休刊。
以前にも休刊発表→撤回したことがあったけど、今回は本決まりのようで。
B'zとも縁が深く、こないだの稲葉さんの武道館公演にもお花が出ていました。
歴史が長い雑誌がなくなるのは残念です。長いことお疲れ様でした。 https://t.co/jbSQvWaqIm— bassy (@easygoz) March 14, 2016
以前にも書きましたが、インターネットがこれだけ普及して簡単に情報収集できる時代において、音楽雑誌という文化自体が時代遅れになってきてしまっているんでしょうね。
「ワッツイン」は特にB’zとの縁も深い雑誌だったので、時代の流れとはいえやはり寂しいですね。