▽B’z 日本テレビ系「NEWS ZERO」に出演 2015年3月5日放送 | easygo! -B’z DATA BOX-
今夜のZERO CULTUREは
日本を代表するロックバンドB’z の特集です。
きのう19枚目となるニューアルバムをリリースしたB’z 。
音楽番組以外としてはなんと7年ぶり!
ZERO単独インタビューに応じてくれました!… http://t.co/68t8TtcGSs
— NEWS ZERO (@ntvnewszero) 2015, 3月 5
インタビュー全文、書き起こししてみました。
今夜のZERO CULTUREは、特集です。
今年でデビュー27年となるロックバンドB’z。音楽番組以外としては、7年振り、単独インタビューに応じてくれました。私達の知らない、ふたりの素顔とは。
『私たちの知らないB’zの本音』
MC:すごく気になったのが、稲葉さんの最近の関心事、落語って書かれていた
稲葉:あーはいはい!
MC:落語に興味がある?
稲葉:非常に面白くてですね、舞台の上でやっている部分の下にものすごいそれの何千倍も何万倍もの下積みというか、勉強の蓄積が見て取れるので、
MC:(松本さんに向かって)ご存知でした?落語に興味・・・
松本:(食い気味に)全然知りませんでした!
MC:ホントですか(笑)
稲葉:そんなに公言してないから・・・
松本:ずっと一緒にいるわけじゃないですからね(笑)だから・・・
稲葉:落語をこうやって聴いていたり・・・松本:笑い
MC:すごい仲良しです(笑)
ENDLESS SUMMERより、「ultra soul」
ナレーション:
1988年にデビューしたB’z。MV「OCEAN」
ナレーション:
CD総売上枚数は、日本歴代1位となる8000万枚以上を記録。数々の金字塔を打ち立ててきました。
MC:27年間をいま振り返ると、早かったなのか長かったなのか
松本:長いような短いような
稲葉:笑い
松本:まだやめてないんで(笑)
MC:そうですよね、過去形で話すというのも(笑)
稲葉:長いといえば長いし、短い、あっという間といえばあっという間ですよね。
ナレーション:
共に歩んで四半世紀。お互いのことをどう見ているか、一言で表してもらいました。稲葉:(フリップを手にとって)やったことがないです。
MC:ないですよね(笑)ナレーション:
ちなみにふたりがフリップを書くのは初めてのことだそうです。稲葉:・・・読めるかな。
MC:じゃ松本さんからうかがってもいいですか?
松本:はい。じゃあ僕は、「STOIC」。
ほんと長く続けていく中で、彼もどんどん変わっていったと思うんだけれども、そのバンドのシンガーとしての自覚というか責任感というか、そういうものをしっかりわかっていて、結果をちゃんと残しているというのは素晴らしいことだと思いますよね。
稲葉:あんまり言われるとプレッシャーになる
松本:笑いMC:続いて、稲葉さんから見た松本さん
稲葉:「フェア」。
やっぱりお互いに違う人間なので、「自分はこうしたい」「自分はああやりたい」というのはそれぞれ出てきますよね。それを思った時に、きっちり伝えてくれるというか。
松本:とにかくその、互いのアイデアを必ずちゃんと試すようにしているんですね。だから話している上で、「良くないよそんなの」という話で終わっちゃうと、続かないと思うんだよね。「じゃあお前の言っていること1回やってみようよ」「その代わり俺の言っていることもちゃんとやってみよう」っていって、それで変な人間関係になったりとか、そんなことはないよね。
MC:へぇー。27年間一度もないですか?
松本:まぁ奇跡だねそれね。
MC:それすごいですね!
稲葉:やっぱり聞かないと損なので、
MC:損?
稲葉:人のアイデアは。入ってから自分の判断で、良いなと思うとかか悪いなと思うとかすればいいわけで、「人の意見はありがたい」というところはありますよね。
ENDLESS SUMMERより、ドキュメント映像。
ナレーション:
意見をぶつけあいながらもお互いの才能を生かしていく。そこから生まれる音楽は、人々を魅了し続けてきました。MC:お二人が考える、プロフェショナルであることって?
松本:結果は出さないといけないと思うし、割と我々は締め切りとかもきっちり守りますよね。
稲葉:プロフェショナルでは大切ですね。
MC:そうなんですね(笑)
稲葉:どんな業種でも、ここはちょっと辛いなという瞬間とかあると思うんですけども、大事な場面で自分の持てるすべてを出し切ること。
松本:持論というか、自分のことだけじゃなくて、ちゃんと感謝して人に接することができる人はすごい一流だなと思う。そういう人になりたいと思うね。
ナレーション:
プロフェショナルであることに徹してきたふたり。近年活躍の場も広がりを見せています。
2007年、音楽に大きな貢献をした人に送られる「ハリウッド・ロックウォーク」にアジア圏のアーティストとして初めて殿堂入り。
さらに2011年、松本さんは世界最高峰の栄誉、グラミー賞を受賞する快挙を果たしました。MC:活動を続けてくる中で、一番大切だと思うことってどんなことですか?
松本:もっと知りたいっていう興味を持って日々音楽に接することと、あと楽器に触れること毎日。僕はギターなんですけど、6本の弦とフレットっていうんですけど仕切られているところ、22個のフレットの中でいまだに発見があるんですよねやっぱり日々触っていると。
MC:へぇー!
松本:面白いからやめられない。
MC:面白い?
松本:うん面白い。MC:若い世代にアドバイスというかどんな言葉を?
稲葉:確固たる夢がある人もいれば、特にないなって人も大勢いると思うので、いろいろな決断をしなきゃいけなくなる。勇気のある決断をしてください、ということですね。
松本:周りの人の外野の意見に惑わされずに自分を信じて、もちろん自分が信じられるだけの裏付けは必要なんだけど、僕らだったら日々の練習だとか、そういう、僕は大丈夫っていう自信がね。とかく周りは「無理だ」とか「やめといた方がいい」とか言うじゃないですか。
MC:それは言われた経験が?
松本:もちろんたくさん言われましたね。自分を信じてちゃんと続けていれば、結果もついてくるとは思うんですけどね。
MV「有頂天」
ナレーション:
3年半振りにリリースした最新アルバム、そのタイトルにふたりのタイトルが込められています。
「EPIC DAY」。
意味は、人生の中で最高の日。松本:B’zというバンドの姿勢にも非常に近いと思うんですよね。僕たちも「EPIC DAY」来るか来ないか分からないんだけど、その日に向かって自分たちなりに一生懸命音楽活動しているので、やれる限りいい音楽を作って、それを実際に演奏するという活動を続けていきたいですよね。
[スタジオ]
板谷由夏さん:お二人がご自身のことも自分の言葉でお話してるのがあまり見たことがないのですごく新鮮な感じがしたんですけど、相思相愛なんですね。だからこう第一線でずーっと続けて活動をしてこられたんだなという気がすごくしたんですけど。山岸舞彩さん:わたしインタビューの中で、お互いに直して欲しい部分ってありますか?って伺ったら、おふたりとも「特にないです」と答えまして、なんかほんとお互いリスペクトし合って、音楽によってお二人が強く結ばれているというのがすごく良く伝わってきました。
正味8分弱の放送。
和やかな雰囲気の中、おふたりの真面目で音楽に対して真摯な態度がしっかりと伝わってくる、良いインタビューだったと思います。